1bitパワーアンプ(SHARP SD-NX10)・自作コントロールアンプ付 オーディオ機器

シャープの1bitステレオシステムのパワーアンプ部を単独で使用できるように改造し、自作したコントロールユニットとセットにしたものです。クロームメッキで輝く1bitパワーユニットを他の機器と組み合わせて並べて使いたかったので作りました。
コントロール部のスイッチを入れるとパワーアンプの電源も入り、数秒間ミュートの後出力リレーがONになります。ミュート解除はLEDの色（赤→緑）で視覚的に確認出来ます。

また1bitアンプ単独ではゲインが低い、入力インピーダンスが低いという問題をクリアするためにバッファアンプも組み込んであり、ゲイン0dB、 18dBと切り替えて使えます（1bitアンプ単体のゲインは約6dBですので、全体では 6dBと 24dBの切替になります）。尚ゲイン0dB側にした場合も電圧フォロワとして動作していますのでハイ受け、ロー出しは維持します。入力インピーダンスは30K程度になっています。出力インピーダンスは1Kです。

パワーアンプの出力端子はバナナプラグ専用に交換してあり、出力リレーも新品交換済みです。

完全に自分の趣味のためにコスト度外視で設計、製作したものですが、アンプが増えすぎてしまったので出品することにしました。販売価格はかかった費用の半分程度です。

音はいわゆる1bitアンプ独特の艶のあるアナログ的な非常に聴きやすい音に仕上がっていると思います。1bitアンプ単体ではちょっとふわっとした感じになりすぎる傾向があるため、バッファ部分にはFET入力のOP-AMPを使用し、高域の繊細な響きを付加しました。

コントロールユニットは1bitアンプ部の電源から供給される 8Vで動作します。それぞれの接続は純正のシステムコントロールケーブルを改造したものを使用します。より良い音を求める場合はバッファアンプのみ背面のDC入力端子から別に給電することも可能です（安定化回路内蔵のACアダプタ12Vを推奨）。

1bitアンプ本体、コントロールユニット、システムコントロールケーブル、電源ケーブル、アナログ入出力音声ケーブルが付属します。

製作者以外には何の価値も持たない物かもしれませんが、もしその価値を感じて下さる方がいらっしゃいましたらどうぞ。