輪島塗 クレマチス研ぎ出し蒔絵 二段重箱 美術品・アンティーク・コレクション

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研ぎ出し（とぎだし）という技法で花文様を描いた輪島塗の二段重箱で未使用、長期保管品です。

輪島塗でも高品質で高価なお品になります。

１、漆の塗り重ねが厚い
２、標準より大きい
３、手間のかかる研ぎ出し蒔絵の技法を用いている
４、紫の色を出すには高度な技術が必要で難しい
５、漆を塗った後で丁寧に磨いている

漆の塗り重ねが厚いため木製にもかかわらず重く感じます。

輪島塗の重箱の標準の大きさは、横・奥行が19.5cmの正方形ですので22.8cmは大箱になります。

この作品は研ぎ出し蒔絵による技法でできています。

花の文様が平面に見えるのが研ぎ出し蒔絵の特徴です。

文様を描いた上にさらに黒漆を塗り、真っ黒になった面を研ぐように炭で磨くと漆の下の文様が表われます。

光沢があって透明感がある文様ができあがり、おぼろげで優しい幻想的な印象を表現することができます。

ひと手間加わるためそれだけ高価なお品なのです。

また紫系の美しいお色は発色が難しく経験のいる高度な作業になります。

表面が鏡面と言われるようにピカピカです。
これは最後の段階で磨くからです。
磨き専門の輪島の職人さんが手に炭や磨き粉を付けて磨いたものです。

漆を塗って完成よりも磨く手間がかかるため高価になります。

重箱台の金文字（角字 かくじ）ですが書かれている漢字は読めません。

角字は文字を自由に表現できるため、同じ文字でもデザインが異なります。

そのため何の文字が書かれているかわからないことが多いのですが、通常ですと重箱台には縁起の良い文字が描かれます。

中古品ですが、食品を容れる箱の中に使用感はありません。

重箱台の表と裏にに微キズがあります。

また蓋を乗せた時に少々ガタつきがあります。

ガタつきは木の乾燥によって縮み、歪みが生じたためです。

天然木、天然うるし、本金使用。

洗浄し、消毒済みです。

黄色い真田紐付き、紐の結び方解説書付きです。

発送は、らくらくメルカリ便（ヤマト宅急便）ですので住所氏名を知られること無く取り引きができます。